ChatGPTなどを提供するOpenAIは現在、12月6日(日本時間)から12日間連続で大小さまざまな発表・リリースを行っています。
まだすべての発表が終わっていない段階ですが、これまで4日目の発表を振り返ってみたいと思います。
1日目~3日目の発表はこちらをご確認ください。
4日目
- 「Canvas」を全ユーザーに公開
「Canvas」は、対話中に文章やコードの一部分のみのリアルタイム編集を可能とする機能です。
今までのChatGPTは、一度生成したものを一部だけ修正するというのが難しく、一部を修正して!とお願いしても全体が再生成され、意図しない変更になることがありました。
Canvasはその煩わしさを解消し、回答の一部のみに対する命令や編集が可能となります。
例えば、以下のようにHTMLを書いてもらうと、左にチャット欄、右にコードが表示されます。
「Anthropic(アンソロピック)」社のAI「Claude(クロード)」の「Artifacts(アーティファクト」という機能に似ていますね。
左のチャットで引き続き命令をすることもできますが、右の画面で直接文字を書き換えたり、指定の場所のみをAIに変更してもらうことも可能です。
下の動画ではHTMLを生成させた後、タイトル「ChatGPTのCanvasについて」という箇所のみを変えてもらっています。
視覚的にも変更がわかりやすいですね!
もちろん、コードだけじゃなくて普通の質問についてもCanvasは使えます。
そしてちょっと面白い機能が右下のアイコン
上から、「絵文字を追加する」「最終仕上げを追加する」「読解レベル」「長さを調整する」「編集を提案する」となっており、「読解レベル」を選択すると、大学院~幼稚園児まで読解レベルに合わせた内容に変更してくれます。
上の質問の読解レベルを「幼稚園児」にするとこんな感じ
また、Canvasは変更履歴を保存してくれるので、前のバージョンに戻ったり比較したりすることもできます。
プログラムを書く人はもちろん、文書を作成するためにChatGPTを使用している人にとってもかなり便利な機能なので是非使ってみてください!